case study

作業事例

★燃圧は車の基本★

エスカレード ナビゲーター

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『燃圧』とはポンプからエンジンのインジェクターに圧送する圧力の事を言います。
『燃圧』以外に『フロー(流量)』も燃料ポンプの良否を判断する上で大事なデーターとなります。

エンジンは『燃料』『酸素』『点火』が基本です。

コンピューター制御の車は、大まかに燃圧、吸入空気量(MAF)、インテークバキューム(MAP)をベースに
排ガス濃度をO2センサーが計測し、その数値からECUが最適な補正を行います。

燃圧は車種によって異なります。
燃料ポンプの劣化等で1psi変化しただけで、テスターの数値に影響するぐらいシビアな数値です。

故障診断をする上で車種毎の正常燃圧を把握していなければ誤診の原因となります。
サービスマニュアルには詳細データーの記述は一切有りませんし、メーカーのサポートセンターに連絡しても教えてもらえる事では有りません。
車両毎のデーターはメカニックが自分でデーター収集する必要があります。

僕は今まで20年近く修理してきた車両データーを全て記録しています。
ですからどんな車種が入庫しても良否の判断ができます。

『やってみないと判らない』『コレをやってから直らなければ次はコレです』
と言う曖昧な診断はクワッドドライブでは通用しません。

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